【2026年実践】Claude Projectsの使い方|副業の作業を月18時間削った手順

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「Claudeに毎回同じ前提を説明し直すのが、正直しんどい」——半年前の筆者がまさにこれでした。副業でブログ記事とクライアント向けの提案書を書いていたのですが、新しいチャットを開くたびに「読者ペルソナはこうで、トーンはこうで、禁止表現はこれで……」と1,000字近い指示を貼り付ける。その作業だけで毎回5分。1日6回やれば30分です。というのも当時の筆者は、Claudeを「賢い検索窓」としてしか使っていなかったんですね。

それが変わったのがClaude Projectsでした。そして3ヶ月使い込んだ結果、副業まわりの作業時間が月18時間ほど減りました。この記事では、その使い方を非エンジニア目線で最初から順に解説します。専門知識は一切いりません。

そもそもClaude Projectsとは何か【2026年版の基礎】

Claude Projectsは、ひとことで言えば「Claudeに専用の作業部屋を作る機能」です。ふつうのチャットは会話が終わればリセットされますが、Projectsではそのプロジェクト内のすべての会話に共通の前提知識を持たせられます

この前提知識を入れる場所が「プロジェクトナレッジ」と呼ばれる領域です。ここに自分のブログの過去記事、文体ルール、クライアントの要件定義書などを放り込んでおく。するとプロジェクト内で新しいチャットを開いた瞬間から、Claudeはそれらを読んだ状態で会話を始めてくれます。毎回の説明が、まるごと不要になるわけです。

なぜこれが効くのか。理由はシンプルで、AIの出力品質は「どれだけ文脈を渡せたか」でほぼ決まるからです。とはいえ人間の側は毎回文脈を渡すのが面倒で、だんだん手を抜く。結果として出力が薄くなり、「AIは使えない」という結論に至る。Projectsはこの悪循環を構造的に断ち切ってくれます。

【実践編】Claude Projectsの作り方を5ステップで

では実際の手順です。筆者が最初にセットアップしたときは20分ほどかかりましたが、慣れれば5分で作れます。

ステップ1:サイドバーから新規プロジェクトを作成する

Claudeの画面左サイドバーに「Projects」の項目があります。そこから「Create Project」を選び、名前と一言説明を入れるだけ。名前は後から変えられるので、ここで悩む必要はありません。筆者は「ブログ執筆」「提案書作成」「リサーチ」の3つから始めました。

ステップ2:カスタム指示に「役割」と「禁止事項」を書く

ここが一番の勘所です。プロジェクト設定の「カスタム指示」欄に、Claudeに演じてほしい役割を書きます。ただ、ここで多くの人がつまずくポイントがあって、それは「やってほしいこと」しか書かないこと

実際に試したところ、指示に「禁止事項」を3〜5個明記したときが最も精度が上がりました。筆者の場合は「『いかがでしたか』を使わない」「同じ語尾を3回続けない」「箇条書きは1見出しに1回まで」と書いています。正直、最初の1ヶ月はここを空欄にしていて、出力が毎回テンプレっぽくなるのに悩んでいました。禁止事項を足した翌日から、明らかに文章が人間らしくなったのを覚えています。

ステップ3:ナレッジに「自分の資産」を入れる

次にプロジェクトナレッジへファイルをアップロードします。おすすめは以下の3種類です。

  • 自分が過去に書いた「これは良く書けた」という文章3〜5本(文体の教師データになる)
  • ターゲット読者のプロフィールをまとめたメモ
  • 頻繁に参照する仕様書・料金表・用語集

ポイントは量より質です。ナレッジに20本も30本も突っ込むと、かえって焦点がぼやけます。筆者は最初に過去記事を15本入れて失敗しました。文体が平均化されて、どの記事も無個性になったんですね。そこで「自分でも気に入っている記事」だけ4本に絞ったところ、狙った文体に一気に近づきました。

ステップ4:起動用プロンプトを1本だけ決めておく

プロジェクトを作ったら、毎回の最初に投げる短いプロンプトを固定しておきます。たとえば筆者のブログ用プロジェクトなら「キーワード『◯◯』で構成案を5パターン。読者の検索意図を1行ずつ添えて」だけ。前提はすべてナレッジ側にあるので、指示はこれで足ります。この短さこそがProjectsの恩恵です。

ステップ5:出力を見て、カスタム指示を毎週1行ずつ育てる

そして最も見落とされがちなのが、この運用です。Projectsは作って終わりではなく、育てるもの。気に入らない出力が出たら、その場で直すのではなくカスタム指示に1行足す。筆者が3ヶ月間、週1回のペースで1行ずつ追加した結果、カスタム指示は最終的に18行になり、修正作業がほぼゼロになりました。

非エンジニアが月18時間削れた内訳【実測データ】

ここで具体的な数字を出しておきます。筆者が導入前後で計測した、副業作業の時間内訳です。

ブログ記事1本あたりの執筆時間は、導入前が平均3時間20分。導入後は2時間5分になりました。差は約1時間15分で、月8本書いているので月10時間の削減です。加えて、クライアント向け提案書は1本あたり50分から20分に短縮。月10本で5時間。さらに、毎回の前提説明の貼り付け作業がまるごと消えて、これがおよそ3時間分。合計で18時間という計算になります。

もちろん、これは筆者の作業内容に依存する数字です。ただ、削減幅の大半が「同じ説明の繰り返し」から来ているのは間違いありません。だからこそ、決まった型の作業を繰り返している人ほど効果が大きいはずです。

【初心者向け】よくある3つのつまずきと対処法

とはいえ順風満帆だったわけではありません。ここで一度挫折しかけたポイントを正直に共有します。

つまずき1:ナレッジを入れたのに反映されている感じがしない。これはたいてい、カスタム指示でナレッジへの言及がないのが原因です。「添付のナレッジにある過去記事の文体を必ず参照すること」と1行書くだけで、体感が大きく変わりました。

つまずき2:プロジェクトを作りすぎて管理できない。筆者は一時期9個まで増やして、どれに何を入れたか分からなくなりました。今は3個に絞っています。目安として、週1回以上使わないプロジェクトは統合してしまったほうがいいです。

つまずき3:チームで共有したいが権限が分からない。有料プランではプロジェクトをチームメンバーと共有できますが、共有すると設定変更が他の人にも影響します。共同編集の前に、必ず自分用のコピーを取っておくことをおすすめします。

Projectsと組み合わせると効く周辺スキル

ところで、Projectsを使いこなせるようになると、次に気になるのが「じゃあ何を自動化すべきか」という設計の話です。というのも、ツールの操作は覚えられても、業務のどこを切り出してAIに渡すかは自分で判断するしかないから。

筆者はここで一度手が止まり、体系的に学び直す必要を感じました。独学だと「動くけど筋の悪い自動化」を作ってしまいがちなんですね。

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まとめ:Claude Projectsは「前提を資産化する」機能

最後に要点を3つに絞ります。

ひとつ、Projectsの本質は前提知識の使い回しであり、毎回の説明コストをゼロにすることにあります。ふたつ、カスタム指示には「やってほしいこと」だけでなく「禁止事項」を必ず入れる。みっつ、ナレッジは量より質で、4〜5本に絞ったほうが文体は安定します。

そのうえで、今日からできる次のアクションを3つ挙げておきます。

  1. 今日から、自分が繰り返している作業を1つだけ選んでプロジェクトを作ってみましょう
  2. 今週中に、カスタム指示へ「禁止事項」を3行書き足してみましょう
  3. 今月中に、自分の過去の文章で「一番気に入っているもの」を4本ナレッジに入れてみましょう

もちろん、Projectsだけで副業が回るわけではありません。ツールの使い分けや他のAIとの比較も併せて読んでおくと、判断が早くなります。

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